HTMLの基本
なにはともあれ、ホームページを作成するにはHTMLという言語が必要です。IT業界のアルアルなのですが、全てを理解しようとしても
無駄です。なぜなら、5年とか10年で時代遅れになるわ、新しい技術が出てくるわで本当に意味が無い。
HTML技術や基本仕様を100%理解しないといけない人は、インターネットそのものを開発したい人、とか、IEやChromeなどのブラウザを開発したい人に限ると思います。
一般的に、ホームページを作成したいというだけの人であれば、以下の内容を頭にいれておけば良いです。(SEO対策は別として)。
全体の構造を捉える
HTMLはタグという要素でできている、テキストファイルです。ハイパー・テキスト・マークアップ・ランゲージの略ですが、何を意味するかというと、
- 文章の構造だけを定義する
- 文字の装飾はしない
実はこれ、すっごく重要なんです。では、少し新聞を見てみましょう。
こまったときのイラストや
新聞には見出しもあり、写真もあり、文章もあります。情報量の多い新聞になるとあっちの段落読んで、こっちの段落読んでといった具合になりますね。
HTMLでは文章のブロックや、段落、画像などの「構造」を定義していきます。
裏を返せば、それ以上のことをHTMLに求めてはいけません。(と、昭和生まれは習ってきました)。この記事を書いた日付は2024年です。
それでは、具体的にHTMLタグを見ていきましょう。
ここから先は実際にHTMLファイルを作成していきます。
HTML
<html> </html>
これは、HTMLであることを定義します。ファイルの拡張子は必ず.htmlまたは.htmにしておきましょう。
このファイルをブラウザで開くと何も表示されません。これだけでは、新聞です!と言ってるだけですからね。
<!DOCTYPE html> <html lang="ja"> <head> <meta charset="utf-8"> <title>タイトル</title> <!-- Favicon --> <link href="../img/favicon.png" type="image/png" rel="icon"> </head> <body> </body> </html>
HTMLを作る時はこれくらいは準備しておきましょう。
<head>~</head>には新聞自体の情報を埋め込みます。○○新聞社など。
<title>に記述した内容は、ブラウザのタブに表示されます。
8行目のlinkにパスの通った画像ファイルを記述すると、ブラウザタブに表示されるアイコンになります。
<body>~</body>に新聞の内容を記述していきます。
div(レイヤーの定義)
<div>タグはレイヤー(レイアウト)を表します。
<!DOCTYPE html> <html lang="ja"> <head> <meta charset="utf-8"> <title>タイトル</title> <!-- Favicon --> <link href="../img/favicon.png" type="image/png" rel="icon"> </head> <body> <div> 見出しを書くためのレイヤーを用意します。 </div> <div> 画像を書くためのレイヤーを用意します。 </div> </body> </html>
このファイルをブラウザで実行するとこうなります。
P(段落の定義)
<p>タグは段落を表します。
<body> <div> 見出しを書くためのレイヤーを用意します。 </div> <div> <p>1段落目の文章です。</p> <p>2段落目の文章です。</p> </div> </body>
H(見出しの定義)
<body> <div> <h1>これは見出しです。</h1> <h2>これは見出しです。</h2> <h3>これは見出しです。</h3> <h4>これは見出しです。</h4> <h5>これは見出しです。</h5> </div> <div> <p>1段落目の文章です。</p> <p>2段落目の文章です。</p> </div> </body>
span(要素の定義)
spanは文内の要素を定義します。通常、DIVやPの中に入れ子にします。
<body> <div> <h1>これは見出しです。</h1> <h2>これは見出しです。</h2> <h3>これは見出しです。</h3> <h4>これは見出しです。</h4> <h5>これは見出しです。</h5> </div> <div> <p><span>1<span>段落目の文章です。</p> <p><span>2</span>段落目の文章です。</p> </div> </body>
上のコードでは、数字にだけspanを適用させました。こうすることで、文内で数字だけ特殊なものという扱いになります。
img(画像の定義)
画像を貼付ける場合は、imgタグを使用します。
<body> <div> <h1>これは見出しです。</h1> <h2>これは見出しです。</h2> <h3>これは見出しです。</h3> <h4>これは見出しです。</h4> <h5>これは見出しです。</h5> </div> <div> <img src="./animal_chara_radio_penguin.png"> </div> <div> <p><span>1<span>段落目の文章です。</p> <p><span>2</span>段落目の文章です。</p> </div> </body>
これを実行するとこうなります。
a(リンクの定義)
画面遷移などをさせたいときは、aタグを使用します。これも<span>と同じくインライン要素となりますので、 <div>や<p>の中で使用することが多いです。
<body> <div> <h1>これは見出しです。</h1> <h2>これは見出しです。</h2> <h3>これは見出しです。</h3> <h4>これは見出しです。</h4> <h5>これは見出しです。</h5> </div> <div> <img src="./animal_chara_radio_penguin.png"> </div> <div> <p><span>1<span>段落目の文章です。</p> <p><span>2</span>段落目の文章です。<a href="https://google.com">ここ</a>をクリックするとgoogleにジャンプします。</p> </div> </body>
こんな感じで使用します。
まとめ
まずは、これくらいのタグを覚えておきましょう。これだけだと、見た目がどうしても、と思うかも知れませんが文字色を変えたり、背景を変えたりするのはCSSを使います。HTML編ではここまでにして、装飾についてはCSS編で解説します。